ウェブ上のフォームで何かを入力しようと時、それまで打ち込んだ内容をみて、「あなたはこれを入力しようとしているのではないですか?」という提案が出てきますね。これはautocomplete という機能で、自分や他のユーザーが過去に入力した内容などから推測して出されているものです。
グーグルが「Googleサジェスト」という形で、検索ワードを入力する時に出してくるものもその一つですね。
Query the Game は、クラウドファンディングのKickstarter を利用してカナダの姉妹が作成したのは、このGoogleサジェストをモチーフにしたボードゲームです。
- 危険なことですか? カビの生えたパンを食べるのは
- 危険なことですか? 夢遊病者を起こすのは
- 危険なことですか? ガムを飲み込むのは
- 危険なことですか? 雷雨の時にシャワーに入るのは
ゲームには上のようなサジェスト風の質問(query)が、600セット同梱されています。
親となったプレイヤーは、この質問カードを1枚引き、冒頭の黒い部分までを読み上げます。
子プレイヤーは、その後に続く正しいフレーズ(=Googleサジェストで実際にサジェストされるフレーズ)を考え、自分のボードに書いて(誰にも見えないように)親に提出します。
親プレイヤーの方は、4つ示されている本当のフレーズから1つを選び、これも子から提出された回答と一緒にし、ランダムな順番で全部の回答を読み上げます。
子プレイヤーは、読み上げられた回答から、どれが本当のフレーズかを予想し、当たれば2ポイントを獲得。自分の書いた回答で他のプレイヤーを騙せたら1ポイントを獲得します。
親プレイヤーは、子プレイヤー全員が外れたら3ポイントをゲットします。
辞書やトリビアを使った類似のゲームとして、フィクショナリー(Fictionary) や ボルダーダッシュ(Balderdash)、日本ではたほいやなどがありますね。
ゲームのルールとしては新しいものではないですが、グーグルの検索結果を使うことで、「正しい、正しくない」ではない、別のゲームになってるように思います。Googleサジェストが時たま出す変な提案フレーズは、よくネット上でも笑いのネタになるところで、同梱された問題には、そのような意外なフレーズが多数含まれていそうです。
via The New Yorker